2019年2月25日月曜日

8bit box プレイ記

あのファミコンの名作が蘇る!(蘇生失敗)


  • サプライ
ミニゲーム用ダイス5個
コントローラー風ボード6個
ミニゲーム3個


  • ピクソイド(中に入っているミニゲームの一つ)
あのナムコの名作が蘇る!!(蘇らない)

このゲームでは、逃げ役(1人)、鬼役(残り全員)で追いかけっこをします。白いキューブはボーナス得点のためのトークンです。

プレイする際は、逃げ役は黄色いあいつ、鬼役はカラフルなプリンみたいなやつ、ボーナストークンは果物のドットアイコンに置き換えましょう。

各ラウンドでは、全プレイヤーはコントローラーボードの左側ダイヤルで移動方向、中央の数値ダイアルで動くマス数を選択し、全員同時に公開します。

常に逃げ役から最初に処理して、逃げ役が鬼役に追いつかれたらゲーム終了です。全員が逃げ役を順番にプレイし、一巡したらゲームが終了します。

ポイントの獲得は以下の2パターンがあります。
    • 逃げ役が逃げ切った場合
      • 12点+獲得できたボーナストークンの数のポイントを得て、ゲームボード周囲の得点トラックをすすめます。
    • 鬼役が逃げ役と同じ位置に止まった場合
      • 経過ターン数(白いキューブを使って経過ターン数をカウントします)+ボーナストークンの点数を鬼役で山分けして得ます。
とにかくテンポが悪く、ほとんどの場合1回逃げ役が終わった時点でもう次のやろうとなると思います。


  • アウトスピード
キャプテンファルコンでお馴染みのあのゲームがボードゲームで(略)

このゲームは、冒頭に書いたゲームとみせかけて、任天堂の看板キャラクターのレースゲームに近いです。サンダーが飛んできたり、バナナが置いてあったり、キノコで加速したりします。

ルールは、必ず12枚使うコースタイルがランダムに公開され、コントローラーボードの右側のダイアルでどのコースを通るかを秘密裏に決定し、全員で同時に公開します。
初期エネルギーとして12エネルギーが用意されており、エネルギーが無くなってしまった場合、ゲームから退場となります。また、ゲーム開始時にランダムに1枚アイテムがもらえます。

コースタイルでは、コース入った場合に使用するエネルギー量と、何マス進めるかが記載されています。同時に入れる人数が指定されている場合や、別のコースに行った人数に応じて効果が変わるタイルが用意されており、レースというよりバッティングゲームというのが本質です。左ダイアルと中央ダイアルは使いません。

プレイヤーが行える行動は以下の2つです。
    • ターン開始時に手持ちのアイテムを1枚だけ使う
    • 進行するコースを選ぶ

レースゲームということになっていますが、バッティングゲームのため当然疾走感はなく、むしろテンポが悪いです。アイテムも、獲得する際にはだいたい他のタイルよりも前に進めなくなるタイルに配置されています(だいたい2マス遅れます)。逆転要素のようでキノコによる加速は雀の涙程度(追加で1マス進む)でアイテムを取るリスクに全く見合っていなく、バナナ(バナナと同じマスで止まると1ターン行動不能)も当然自分よりも後ろのプレイヤーに対する攻撃のため、アイテムを取りに行くと当たる人がいなくなるという問題があります。サンダー(自分以外2マス戻るor2エネルギー失う)はとても強力ですが、取りに行っても別に自分が勝てるわけではないため、初期アイテムで持っていた場合に限り有効です。


  • スタジアム
あのオリンピックゲームが(略)……そもそもあんまり……

このゲームでは、各プレイヤー間はチーム戦となり、すぐ終わるミニゲームを10回プレイして、チームごとの順位獲得数が最終得点になります。



初期体力が25あり、競技を行う場合体力を消費して参加を行うため、実際はリソース管理ゲームといった感じです。なお、チーム戦のわりに大半は相談禁止だったりします……(図の競技カードの左下アイコン部のスピーカーマークに☓が入っていると相談禁止です)



競技の内容はカードに記載されています(競技用ルールブックに詳細な記載があります)。

ミニゲームごとにルールにかなり分岐があるため説明しづらいですが、基本的には各プレイヤーはミニゲームごとに、以下の選択を行います。
    • 競技に参加
      • 体力の消費量を決める
        • 秘密裏にダイアルで決定して同時に公開
        • 口頭で言う(端的に言って順位の競り)
        • ダイスの振り直しに使う
    • (休憩種目のみ)競技に参加しない
      • 体力を3回復する
口頭で使う体力を競りする場合や、ダイスの振り直しに体力使う競技の場合、コントローラーボードすら使いません(競技ボードにコントローラーボードに斜線が書かれた競技)。たまげたなぁ……


  • オススメ度
オススメ度  :E(箱がでかすぎる)
8BIT感  :★☆☆☆☆
面白さ    :☆☆☆☆☆
プレイ時間  :☆☆☆☆☆
コンポーネント:★★★★☆

ゲームごとの面白さは、プレイした際は ピクソイド>>>>>アウトスピード>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>スタジアム の順に面白かったです。

スタジアムについては、かなりつらい時間を過ごす羽目になりました。同じような事をするにしても、現代(2019年現在)であれば、Switchでマリオパーティーしたほうがいいと思います。

アウトスピードは、遊べなくはないゲームでした。ただし、マリオカートなりやったほうがいいと思います。

ピクソイドは、3セットの中では一番ゲームしている感はありました。ただし、筆者と友人は1ラウンドで箱に戻しました。


他のボードゲームでは、このゲーム群のように一つのコンポーネントで文字通り全く違う遊びが複数できるというようなのは、確かにあまりないように思います。
とはいえ、多様性がある=面白いという事には全くなりません。(というかそうだったら他のゲームも多様性を重視しているでしょう)

特にスタジアムで感じましたが、使用する体力量での競り等も要素としてはまあ普通ですが、ゲームによってはスタートプレイヤーを獲得するために行う程度の事です。
見えてる絶対に取りたくない手番というペナルティに対してのチキンレースは楽しみようもありますが、もうチキンレースそのものが勝負の全てとなってしまうと、使えるポイント数も全員同じで座り位置だけの問題となり、最初からもう全員のギリギリの量が見えているので、3~4番目は参加すらできません(やっても負けるだけ)。ここが何よりも致命的だと思います。

1つのコンポーネントで可能な限り遊びたいとしても、トランプがあれば、大富豪やブラックジャック、ポーカー、ハーツ、7並べ、ババ抜き、ダウト……等遊べるわけで、およそ10倍の値段を払ってゲーム性のあまりないコンポーネントが豪華になったミニゲーム集をやるのかというと、かなり疑問が残ります。

この感じが8bitという意味では、確かにという感じはあります。

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